No 52 梅原猛先生原作のスーパー能「世阿弥」

7月15日(月)、碧南市文化会館で上演されたスーパー能「世阿弥」を観劇してきました。南知多町の名誉町民である哲学者・梅原猛先生の作品であり、待ち遠しかった公演です。石黒町長と社会教育課の職員2名も一緒に観劇しました。南知多町からは、17名の「梅原猛友の会」の皆様も来ていました。

私を見つけた「碧南市哲学体験村 無我苑」の堀田葉子苑長様が、碧南市長様と碧南市教育委員会教育長様を私たちの席に案内してきてくださいましたので、ごあいさつすることができました。いただいた名刺は、なんと2ツ折りになっており、市の概要・施設・農産物などの情報が記載されていました。苑長様のご配慮と2ツ折りの名刺に一本取られたと思いました。

梅原猛先生は、宮城県仙台市でお生まれになり、南知多町の内海で育ちました。小学校の頃は遊んでばかりいて空想好きの少年であったといわれています。おそらく、梅原先生の遊びと私が子供の頃の遊び、そして今の子どもたちの遊びは全く違うのでしょう。しかし、「遊んでばかりいた」ということが本当であり、遊ぶことも成長過程においてかげがえのないことと考えれば、私にとっても、子どもたちにとっても大きな励みになるなと勝手で不謹慎かもしれませんが、自分なりに納得しています。

なお、この作品は、国立能楽堂開場30周年及び世阿弥生誕650年を記念するために書かれた作品です。梅原先生は、この作品に2つのテーマを盛り込まれました。①創造を志す芸術家の親子の複雑な関係、②政治と芸術の関係の2つです。能の世界は奥深く、そこには、絶望を深く見つめながらも希望を失わない人間の物語が語られていると梅原先生はおっしゃっています。また、「能楽」は、ユネスコ第1回世界無形文化遺産に登録されており、いわば世界の宝となっています。

それでは、少しだけですが、パンフレットに記載されていることを紹介させていただきます。参考ですが、世阿弥の父は観阿弥で、世阿弥の息子が観世元雅です。物語は、父世阿弥と息子観世元雅の生き方、そして情愛の物語です。

「この能は、米寿を迎えた梅原猛の肉体に世阿弥が乗り移り、夢幻能のように、シテとなりワキとなりアイとなって、世阿弥親子の情愛を描き出す梅原猛、魂の能です。室町時代の能の大成者・世阿弥の息子、観世元雅の死は現在も謎に包まれています。この謎の悲劇に新解釈を誕生させ、親子の情愛、芸術と政治、能の未来への希望を現代の人へ分かり易い言葉でおくります。」

上がパンフレット。下は碧南市長様の名刺(2ツ折、両面印刷)です。

上がパンフレット。下は碧南市長様の名刺(2ツ折、両面印刷)です。

 

ぞくぞくと観客席が埋まってきました。(開演前には満席でした。上演中の撮影はもちろん不可です。)

ぞくぞくと観客席が埋まってきました。(開演前には満席でした。上演中の撮影はもちろん不可です。)

 

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