No 117 愛媛県内子町「八日市・護国の街並み」

9月15日(日)、愛媛県内子町にある木造劇場「内子座」と「八日市護国伝統的建造物群保存地区」を観てきました。

内子座は、木蝋や生糸などの生産で栄えていた時代に、芸術・芸能を愛してやまない人々の熱意によって大正5年に創建されました。昭和の後半には老朽化によって取り壊しになるところを、町民の熱意によって修理・復元され、昭和60年に劇場として再出発しています。

また、八日市護国伝統的建造物群保存地区は、江戸後期から大正にいたる間に木蝋などで莫大な富を得て質の良い建物が建てられたことが、現在まで街並みが保存されている大きな要因となっています。しかし、それだけではなく、産業が衰退した後、山裾の傾斜地に位置していること、交通不便地などの不利な条件であったため、大規模な土地改修が行われず、逆に街並みが残ったとも言えます。昭和57年に全国で18番目となる「重要伝統的建造物群保存地区」に選定されました。

特筆すべきは、単に古いものを残すということではなく、また安易な観光手段でもなく、住民にとって住みやすい環境づくりを目指し、保存・活用に関する活動が続けられていることであります。

このような取り組みは、まちづくりの大きな参考になります。どのような町を築いていくのかは住民が決めることであり、住民のためのまちづくりという当たり前のことを再度認識する必要を感じました。

八日市護国伝統的建造物群保存地区

八日市護国伝統的建造物群保存地区

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