No 1652 台風5号襲来に備えて

8月7日、暦の上では「立秋」で、秋の始まる日です。

8月7日(月)夜、台風5号が米原市あたりを通過して行きました。

はるか遠い太平洋沖で2週間(17日間)も前から迷走し、恐れられていた台風5号ですが、南知多町を避けるような形で通過して行きました。

南知多町では、7日午前7時27分に災害対策本部を設置し、台風に備えていました。

夜間も町職員や南知多町消防団員の皆様が非常配備に就いて、現地確認、情報収集、防災関係機関との連絡調整など警戒体制をとってくれました。

山海漁港でも堤防を乗り越えて波が押し寄せてきました。暦は大潮であり、満潮時刻が午後6時30分頃ということで、浸水に警戒が必要でした。

豊浜漁港では、午前中から数百羽の海鳥(うみねこなど)が、台風に備えていました。避難と言いますか、風の吹いてくる方向に頭を向け、飛ばされないように姿勢を低く(私にはそう見えました。)して、じっと台風が通り過ぎるのを待っている様子でした。鳥類は恐竜の末裔と言われるだけあって賢いですね。避難できる広い場所をうまく利用していました。

海辺に暮らしている私にとって、台風は怖いだけの存在ですが、地球の環境を考えた場合には、台風とか低気圧は水の循環を支えてくれる貴重な自然現象とも言えます。水蒸気を輸送し、雨を降らしてくれるのです。

しかし、洪水や土砂崩れ、河川の氾濫など生物に大きなダメージを与える場合も少なくありません。人間の生命や財産も奪うほどの猛威を振るうこともあります。

午後11時24分に大雨警報と暴風警報が解除されましたが、波浪警報は継続しています。明日は詳しい被害調査が行われます。被害が少ないことを願うばかりです。皆様、お疲れ様でした。

大きな波が堤防を乗り越えていました。(山海漁港)

海鳥も台風のため避難体制をとっていました。(豊浜漁港)