校長室だより「海っ子」2スピンオフ~コロナに愛で勝つ~

6月1日(月)

“新しい”がつくものの、子どもたちは学校の“日常”を歩んでいます。本日、目にしたエピソードを2つ紹介します。休日のけがで、左腕を固定しなければならなくなった女子児童。お昼放課は、友達と一緒に外遊びでできることを楽しみました。教室に戻る前に、ソーシャルスディタンスを保ちながら、手洗い場に並び、自分の番になりました。が、右手を石鹸で洗おうにも、左手が使えません。どうしようか迷っている様子で、私が声をかけようとした寸前に、隣で手を洗っていた同級生が、石鹸をつけた手で女子児童の右をにぎり、両手でごしごしごし。水洗いまで、手伝ってあげてにっこり。そのまま、教室に走り去っていきました。この二人が新型コロナをうつし合っていたら、神はいません。

続いてエピソード2。学年下校で交差点を渡っていた女子児童が、突然横断歩道の真ん中で転んでしまいました。ひざをすりむいてしまいましたが、気丈に笑顔で立ち上がりました。周囲にいた子が、「大丈夫?」とかけより、「うん。」と照れ笑い。「あっ、血が出てきた。」「どうしよう、保健室にもどる?」「家に帰った方が早いかな。」口々に言っている間に、信号が赤になってしまい、通学団が分かれてしまいました。横断してしまった子たちは、次に信号が変わるまでその場で待機。けがをした女子児童も、信号が変わると一目散に横断歩道を渡り、みんなで家に向かって走っていきました。この子たちが、新型コロナにかかったら、神はいません!(^_^)。子どもたちは、感染症対策を乗り越え、かけがえのない学校生活でたくましく育っています。

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