1月10日(金)
太宰治の名作「走れメロス」を国語科のF先生が朗読しています。生徒たちは教科書の隣に辞書を置いて、先生の朗読を静かに聞いています。展開が早くテンポもいい「走れメロス」は、聞く人を飽きさせません。読めない漢字に鉛筆でささっとルビをふりながら聞いている生徒もいます。主人公のメロスと友人セリヌンティウスの友情を描いた不朽の名作です。
「友情の尊さ」や「信じることの希望」が作品からビシビシと伝わってくる、私も大好きな話です。メロスの「私は今宵、殺される。殺されるために走るのだ。」という台詞からは、自分の命を投げ出してでも、友との友情や友への信頼を裏切ることはできないというメロスの熱い思いが伝わってきます。(校長)