朝会講話「東京パラリンピック」

令和3年9月6日(月)8:25~8:35  体育館

 いよいよ今週から,運動会の練習が始まります。まだまだ,暑さが厳しいですので,しっかり水分をとりながら,練習をしてください。

 さて,昨日で東京パラリンピックが終わりました。東京オリンピックを合わせると,7月23日から9月5日までの30日間(8月9日~23日を除く),東京オリンピック・パラリンピックが日本で開催されていました。みなさんは,テレビなどで競技の様子を見ましたか。私は,家に帰ってから毎日のようにテレビで観戦していました。みなさんは,30日間の東京オリンピック・パラリンピックの中で,何が一番記憶に残っていますか。

 私は,東京パラリンピックの水泳競技に出場した「鈴木孝幸選手」です。鈴木選手は,両腕両足に障害があり,右手は肘から下がなく,左手は指が3本しかなく,両足は膝から下がありません。しかし,水泳の5種目に出場し,金1・銀2・銅2と出場した5種目全てで,メダルを獲得することができました。鈴木選手は,参加するにあたり,「レースに勝つこと」を目標に練習に取り組んできたそうです。そして,今回,その練習の成果が実り,参加した全ての種目でメダルが獲れたのです。

 レース後のインタビューの中で,これからの目標を聞かれて,「死ぬまで成長できると思って,いろいろなことに挑戦したい」と言っていました。健常者に比べ,身体面で障害があっても,それを克服し,次の目標に向かって生きていこうとする鈴木選手に感動を受けました。