4年総合 福祉実践教室「点字学習・ガイドサポート体験」

令和3年12月8日(水)5,6時間目 4年生

 4年生が総合的な学習の時間の「だれもが気持ちよく楽しく関わり合えるように」の単元で,障がいのある方と関わる活動を通して,障がいへの理解を深めるねらいで、今年度3回目の福祉実践教室を実施しました。

 講師の先生の自己紹介後、まず始めに点字の学習をしました。点字の成り立ちについて説明を受け、練習用紙に自分の名前や思いついた言葉などを点字の五十音表を参考にして鉛筆で点字を書きました。次に点字器を使って実際に点字を打ってみました。子どもたちは初めての体験でしたが、真剣に意欲的に取り組み,点字器や点筆の正しい使い方を理解することができました。

 続いて、視覚障がいの方の普段の生活の様子を紹介していただいたり,視覚障がいのある方がどんなことで困っているのか,またどのような関わりをしてほしいのかなどについて,具体的に直接お話くださったりしました。児童は関心をもって真剣に話を聞くことができました。

 その後,アイマスク体験をしました。アイマスクをした状態で配付されたものは何かを手で触れてみて答えたり、体操服をたたんだりしました。子どもたちは、普段視覚を使って当たり前のようにしていることをアイマスクを付けてやってみて、不便さや不自由さを実感することができました。そして、視覚障がいの方の気持ちを少しだけ理解することができました。

 授業後の振り返りでは,「白杖をついている方を町で見かけたら,『お手伝いしましょうか』と声をかけたい」などの感想を聞くことができました。最後に本日お世話になった講師の皆さんや社会福祉協議会の方に感謝の気持ちを込めて、音楽の授業で学習した歌(Today)とリコーダー演奏(エーデルワイス)を披露しました。

 児童は今日の福祉実践教室を通して,障がいのある方への理解を深めるとともに,「これから障がいのある方とどのように関わっていくとよいか」を考える機会となりました。お世話になりました講師の皆様,町社会福祉協議会の皆様,ありがとうございました。