校長室だより「みさきっ子」スピンオフ~水筒の中身~

7月1日(金)

本校では水筒の中身は、「原則お茶」としています。熱中症対策でスポーツドリンクを認める学校もありますが、①お茶に比べ雑菌がわきやすい ②水筒の材質によっては金属と反応して変質する ③虫歯や糖分過多の心配(歯科検診の結果 虫歯罹患率が高い)などから、スポーツドリンクを日常的に飲料とするにはよりきめ細かい配慮が必要です。よって本校では、「原則お茶」として、保護者から申し出があった場合や、夏休み中の部活動(4回)のみスポーツドリンクを可とする方針です。細かいことのようですが、「子とともに ゆう&ゆう6月号の親子あれこれQ&A」記事にもあるように、熱中症対策で別の健康被害が生じては本末転倒です。保健室では、経口補水液と塩分タブレットを常備し、いつでも必要に応じて養護教諭の判断で処置することで、校内での熱中症発生を防ぐ体制をとっています。

ワクチン接種に副反応があるように、1つの対策には、別の配慮がセットとなることが常です。メリット、デメリットを判断し、最適解を皆で理解し共有する取組が続きます。