3月2日(木)
昨日の6年生を送る会は、どの学年の発表も「6年生への想い」がしっかり表現された素晴らしいものでした。学習発表会のように多くの時間を使って準備はできませんが、児童の一年間の成長と「6年生への感謝と思いやり」という明確な目的意識で、表現する姿にブレがありませんでした。また、受け取る側の6年生のやさしい眼差しと笑顔が会場の空気を“春”そのものにしていました。
人はやはり、目的がしっかりしていると想いを伝える言葉、表現する姿が、見聞きするものを引きつけます。さらにその目的が、「自分のため」より「大好きな●●のため」という方が、何倍も力を発揮するように思います。「人のため」に動くということは、人生の幅を広げ、他者の笑顔を自分の幸せとすることができる力強い生き方です。昨日までの1~5年生の姿は、6年生から卒業生への階段を昇る19名をみんなで祝福するひみつが充満していました。当日の6年生は、素敵な場をつくってくれた在校生・教師に感謝する想いが、素敵な演奏やバトンタッチの涙へ化学変化する、かけがえのない時間にできました。行事精選の風潮の中、「6年生を送る会」が大切にされるのは、「学校だからできること」を具現化し、6年間(大井小・師崎小・みさき小)を支援していただいた6年生保護者の皆様にも、その場をご覧いただける機会であるからです。儀式的行事と異なり、子どもたち自らが企画・進行する行事のクライマックスが、「6年生を送る会」であることを改めて実感しています。みさき小第1回卒業式まで、あと18日(授業日はあと12日)となりました。学校の一年で、「一番しあわせな日」に向けてカウントダウンの針が進みます。
(記録写真 校務主任K先生)