朝会 校長講話「小さな親切」

令和5年6月12日(月)8:20~35 体育館 全校児童

 明日6月13日は小さな親切運動スタートの日だそうです。この運動は、1963年(昭和38年)3月の東京大学の卒業式で、当時の茅誠司総長が卒業生に向けて次のような言葉を送りました。

「“小さな親切”を、勇気をもってやっていただきたい。そしてそれが、やがて日本の社会の隅々まで広がる親切の芽としていただきたい。大学で学んだ様々な知識や教養を、ただ蓄えておくのではなく、社会人として生活の中に生かしていくには、やろうとすれば誰でもできる“小さな親切”を絶えず行っていくことが大切です。」

「小さな親切」運動は、茅誠司総長と、この言葉に感銘を受けた人々が提唱者となり、卒業式から3ヶ月後の6月13日にスタートしました。

この「小さな親切運動」8か条を紹介します。

1. 朝夕のあいさつをかならずしましょう。

2. はっきりした声で返事をしましょう。

3. 他人からの親切を心からうけ入れ,「ありがとう」といいましょう。

4. 人から「ありがとう」といわれたら,「どういたしまして」といいましょう。

5. 紙くずなどをやたらにすてないようにしましょう。

6. 電車やバスの中でお年寄りや,赤ちゃんをだいたおかあさんには席をゆずりましょう。

7. 人が困っているのを見たら,手つだってあげましょう。

8. 他人のめいわくになることはやめましょう。

みんなでもできそうなことばかりですね。親切とは相手の身になってその人にためにする行いで、難しいことではありません。

先週、6年生が修学旅行にでかけました。その間、いろいろなところで小さな親切がみられました。バスを降りる時に運転手さんに「ありがとうございました」とお礼を言う、乱れたスリッパをそっと整頓する、雨の中お土産を買って傘と財布とお土産と荷物とで手がいっぱいになっている友達の荷物を持ってあげるなど。

毎日の生活の中に小さな親切のチャンスはたくさんあります。そのチャンスに気づき、行動できる豊浜小学校にしましょう。