子とともに「ゆう&ゆう」(11月号)より

10月23日(金)

県校長会とPTA連絡協議会が編集する月刊誌として長年発行されているものに「ゆう&ゆう」があります。学校やPTAの紹介、学校教育・家庭教育・社会教育に関する身近な話題が毎回取り上げられていますが、来月号の中に、シリーズ記事「スマホ はじめの一歩」があり、今回は「ネットトラブル事例」として「ゲーム障害・スマホ依存」が取上げられていました。子どもたちの一部には深刻な問題となりつつありますので、以下、要約(一部加筆)を紹介いたします。

1 ゲーム障害とは?(世界保健機関WHOが、2019年に正式認定)

 ①ゲームをする時間や回数などについて、自分で制御できない

 ②日常生活の他のことよりも、ゲームをすることを優先してしまう

 ③悪い影響が出ているにもかかわらず、ゲームを続け、のめりこんでしまう

 以上①~③の状態が1年以上続いた状態を、「ゲーム障害」と診断する場合がある。

2 学校生活にはどのような影響が出ているか?

 ・ゲームのことが気になって、学習に集中できない。

 ・夜遅くまでゲームをして、生活のリズムをくずす。

 *他とのコミュニケーションを怖がったり、面倒くさいと感じるようになる

3 対策(上手な付き合い方)は?

 ①自分の状況を、自分自身で認識する力(→自分をコントロールする力)を育てる。

 ②目安となるルールを、子どもと家族が一緒に話し合って決める。

  例)遊びとして位置づける(=やるべきことをしてから楽しむ)、

    生活のリズムをくずさない使用時間(寝る1時間前はしない)

 ③ゲーム以外の楽しみ方を身につけさせ、趣味や興味関心の多様化を図る。

  例)家族のふれあい、外遊び、読書、動物や植物の世話 など

*長時間のネット動画視聴も、同様の影響があると考えられます。刺激的なゲームや動画はお酒や刃物と同様、自己制御や危機回避の能力に応じた使用が大切となっています。

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