12月9日(水)
現在、保護者・児童・教職員で行っている学校評価アンケートの項目の中に、「いじめ防止の取組」があります。個人情報や守秘義務という守らなければならないことが優先しますので、評価しにくい項目として、毎年ご意見をいただいていますが、ご存じの範囲での評価をいただくことを前提に、経年の変化を見ることで、対策の課題を知る機会としています。「いじめ」については、事後の対策はもちろんですが、いつでも起こりうる認識を大切にし、起こらないようにする「未然防止」の取組がより肝要とされます。一方、子どもたちの生活の中で、小さなけんか(意見の対立)や適度な距離感(個性の尊重)は、コミュニケーション力や協調性を高める貴重な経験でもあります。「いじめ」との境をしっかりと見極め、適切な指導・支援ができるよう全職員で取り組んでいます。
<「いじめ」防止対策の一例>
①「教育相談アンケート」「(無記名の)いじめアンケート」→ 養護教諭の集約
② ①を踏まえた教育相談 → 「いじめ対策委員会」での情報交換・協議
③ 全校児童対象の人権教育・「いじめ防止」の機運の醸成・個別の指導体制構築
*法に触れるような重大なケース(高額な金品損害、長期不登校等)は、町教委に報告し、第三者による委員会設置(いじめ対策基本方針)を要請します。
*また、定期的ないじめ調査で全校ゼロ報告をする場合は、児童・保護者にそのことを周知し、再調査をすることとされています。子どもたちの安全安心を守るため、軽微なものを含めれば、いじめはゼロになることは希であるという認識が、いじめ防止に大切な視点となっています。