主体的・対話的で深い学び③

12月21日(月)

本校の現職教育として、授業研究等で取り組んでいる「主体的・対話的で深い学び」について紹介する最終回は、「深い学び」について紹介します。

「深い学び」とは・・・知識が関連付けて構造化し、駆動する状態に向かうことと定義づけられます。自分事として追求し、確かめながら得た知識ひとつひとつが結びつき、より高い次元の知見から物事を判断・実践し、課題を改善しながら学び続ける姿を理想とします。「聖徳太子は、なぜ法隆寺を建立したのか?」を学習問題として、飛鳥時代の人々のくらしや政治の様子を調べ、天皇を支える摂政の立場で多面的に願いを考えます。権力闘争や国際交流を現代に置き換える時、子どもたちの社会的なものの見方・考え方に汎用性が広がり、学びは深さを増していきます。6年生社会科(歴史学習)を例に記しましたが、得た知識を関連付けて、学びを深める過程は、どの学年・教科でも可能で研究は際限がありません。成就感、達成感をすべての子どもが味わえる授業づくりをめざして、教員も「深い学び」を続けています。

カテゴリー: トピック パーマリンク