校長室だより「海っ子」スピンオフ~嵐の先に~

3月2日(火)

今朝は、春の嵐の中の登校となりました。前回の大雨の反省から、合羽に長靴で登校する児童が多く、通学班で身を寄せ合うように登校する姿が、児童の仲の良さを表していました。そんな中、1年生男子と6年生女子が相合い傘で歩いてきました。傘は、6年生のもののようでしたが、6年生の左肩は半分濡れ、一生懸命1年生が濡れないように身を寄せてあげていました。「こんな天気で、傘を忘れたの?」と間抜けなことを尋ねてしまいましたが、後方に目をやると、壊れた傘を手にしたもう一人の6年生女子が班の最後尾を歩いていました。「風で壊れちゃって・・・。○○くんは一生懸命さしていたんだけど。」と、説明にも1年生への優しさが感じられました。2つの傘をもつ手が大変そうだったので、「(壊れた方は)先生があずかるね。担任のU先生には言っておくから。」と、バラバラになった傘をあずかりました。あと2週間あまりで、6年生は卒業です。お姉さんに優しくしてもらった1年生が、5年後に頼もしい最高学年になっていることを想像すると、「嵐の先に虹が見えた」気がしました(^_^)。お昼放課、1年生の教室を覗くと、今朝の二人を含め、6年生女子数人が1年生と遊んであげていました。5時間目は卒業式練習、「もういかなきゃ。」と、そわそわずる6年生のお姉さんを1年生はなかなか離そうとはしません。こうした光景を見ていると、もうすでにうるうるしてきてしまいます。

*明日は、中学校の卒業式。一足先に「卒業 おめでとうございます。」

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