シリーズ「大放課・昼放課の子どもたち」~鉄棒編~

6月12日(土)

シリーズ2回目は、鉄棒で遊ぶ子どもたちです。体育科で鉄棒を扱うこの時期は、外遊びで数名が誘い合って鉄棒を練習しています。本校には、遊具エリアに低学年用、運動場南側に低学年用と高学年用があり、20人ほどが一度の練習できます。日陰にもなるので、夏場はひそかな人気スポットです。高学年よりも低・中学年に人気があり、「先生、これできる?」と身につけた技を披露してくれます。「へえ、すごいなぁ。どうやってやるの?」「手をこうやって、足をかけると、ほら・・・。」目をキラキラさせて、少し得意気な表情は、子どもならではのかわいさです。身軽な子どもの時期に養っておく、回転感覚や平衡感覚、腕支持の力など、鉄棒にはご先祖様の本能に基づく養える運動能力がたくさんあります。一方、運動の中で、得手不得手がはっきりする種目でもあります。

先日、手のマメを勲章のように見せてくれた2年女子児童がいました。仲のよい友達が、「○○ちゃんって、すごいでしょ。もう鉄棒やっても(皮が)めくれないんだって!」と自分の事のように嬉しそうに続きます。「そうだね。」と答えつつ、「いえいえ、あなたの友情(友達思いの心)もすごいよ。」と心の中でつぶやきました。きっと二人は、これからも、痛いこと、悔しいことを、励まし合って乗り越えていくことでしょう。

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