6月15日(火)
子どもたちの学習でタブレット活用が進む一方で、教職員の出張や研修もオンラインで結ぶことが多くなってきました。昨日は、知多地方小中学校長会研修会があり、会場校と各小中学校を結んで講演を、校長室に居ながらリモートで視聴することができました。対面の講演に比べ届く言葉の力は低下しますが、逆に講師の先生の表情やプレゼンテーション資料の把握はしやすく、校長不在の状況を避けられる危機管理体制など、メリットはデメリットを上回ることさえあるというのが実感です。
前置きが長くなりましたが。講演内容は、特別支援学校で特別支援教育の充実に尽力し続けるS先生のご経験や特別支援教育の理念を再確認する内容でした。心、体、そして取り巻く社会の障害に立ち向かう子どもや保護者に寄り添いながら、すべての子どもに優しい教育環境を提供したいという思いが強く伝わる内容で、共感する部分が多々ありました。小規模校ですが、本人の同意、保護者のご理解を得て、4つの障害種別(知的・自閉情緒・視覚・難聴)の特別支援学級と通級指導教室(あおぞらルーム)を設置をしている本校です。「障害は、周囲の理解と環境整備で『個性』に変わる」、障害を作り出しているのは周囲の無理解・環境の未整備であることを心に刻み、バリアフリー・ユニバーサルデザインの環境の推進を図っていきたいと思います。(校長)
*通級指導教室(あおぞらルーム)では、通常の学級に在籍しながら、週1回程度個別の学習(自立活動・学習支援)しています。時間数の関係で定員はありますが、本人・保護者の同意により通級することができます。