7月23日(金)
学校にはシンボルツリーと言われる長年大切に育てられ、逆に学校を見守っているような樹木があります。本校では、校庭東側にあるカナリーヤシ(通称フェニックス)や正門ロータリー内にある巨木アケボノスギ(別名メタセコイア)がそうでしょうか。校庭内外からも目立つ2種類の木ですが、逆にどの学校にもあり大切な役割を果たしている木々もあります。今回は、生け垣としてよく使われているカイヅカイブキを紹介します。
学校の歴史と共にある?フェニックスと運動場との境にあるカイヅカイブキ
本校のカイヅカイブキは、正門から南門にかけて校庭東側の道路と敷地の境界と運動場と校舎の境に合わせて180mほど列をなしています。このうち運動場に沿って並ぶものは、100mほどあり、緑の景観の他、防球柵や運動場の砂が校舎に飛んでくることを防ぐ防砂の役割も果たしています。一年で10~20㎝ほどしか伸びないためカタチも整えやすく、幹や枝は固く根もしっかりはるので、倒木の心配もありません。生け垣としてポピュラーである所以です。一方で手入れを怠ると、枝の先にしか葉をつけないため刈り戻しが大きいと葉のない枯れたような木になってしまいます。また、同じ木なのに通常は柔らかく触っても痛くない葉が、刈り戻しすぎると尖ったチクチクした葉をつけるようになります。
5月からチョコチョコと今年度の刈り戻しをはじめ、残りは、運動場東側のみとなりました。古木となり、葉の着かないまだらな部分もありますが、子どもたちの生活を守る一番の功労者?(隠れたシンボルツリー)として、大切に手入れをしていきたいと思います。
校舎を守る生け垣
全児童が通る南側通路 かくれんぼの場所にもなります