11月27日(土)
人間の歴史は、欲求や便利さが原動力となり、発展を続けてきた側面があります。市場経済ではそれが正義のような扱いもされてきましたが、ここにきてその正義はどうも危ういことが分かってきました。自動車、原子力、インターネット等、新しい技術を生み出しては、それが災いをもたらす一要因となることが繰り返されています。そこで「持続可能性」という新しい視点が加わり、学校教育では一足先に、環境教育を中心にESD(持続可能な開発のための教育)の取り組みが始まり、近年ではSDGsとして国際的な社会全体の取り組みとなっています。
17の目標に照らし、「ごみの分別」「気候変動対策」「女性の社会参画」「LGBTの問題」「働き方改革」「ペーパーレス化」など、今後もさまざまな施策が社会全体で推進されていきます。一方で、急激な変化は、「誰一人取り残さない」というSDGsの理念から外れる動きとなります。多様性を認め合い「調和・協調」を大切にしながら、同じ目的の上に、一歩一歩の歩みを進めていく必要があります。
*人、いきもの、地球にやさしい生き方の実現へ。