12月7日(火)
月一度設けている月曜日の朝会。昨日は、「あいさつ」の大切さを呼びかけました。児童会による「あいさつ運動」が、先週行われていましたが、あいさつがきちんとできる(自分から先にできる)児童は決して多くありません。30年余り学校現場で働いていると、「あいさつ」は、どの子にも本能的に備わっているものではなく、自分が満たされている際の表現であったり、社会性が育つ中で身につくものであることを実感させられます。「おはようございます。」「こんにちは。」は、相手を気遣う好意の表現で、信頼関係を築くコミュケーションは、日常的に「あいさつ」ができて成立する場合が多くあります。
「あいさつ」を忘れがちな子どもに尋ねると、「している」という返答をよく聞きます。「あいさつ」をしているつもりのようですが、声として気持ちが届いていないことが多いようです。恥ずかしがり屋の人は、微笑みを伴う「会釈」でも気持ちは伝わります。「あいさつ」のスルーパスは、良いことはありません。手をつないだり、ハグをしたりというスキンシップが控えられるコロナ禍だからこそ、言葉や微笑みによる「あいさつ」が大切になっています。