「Unit2 Over the Horison」~世界の人々について考えよう~

7月24日(金)スポーツの日

新型コロナ感染症がなければ、今日は2020東京オリンピック開会式でした。世界中の国や地域からアスリートが集結し、フェアなルールの下で全力を競い合う姿は、子どもたちの目にも焼き付き、きっと大きな教育効果を上げていたでしょう。パラリンピックも合わせて1年延期されたスポーツの祭典は、感染対策が欠かせませんが、世界中の選手のためにも、子どもたちのためにも、なんとか実施されることを願ってやみません。

前を置きが長くなりましたが、今年度から始まった5・6年生の外国語科では、単に英語の習得ではなく、国際理解教育を踏まえ、担当のY先生、ALTのリザ先生が教材を工夫しながら英語活用の意義や外国を理解する姿勢を育てています。先日の6年生授業「世界の人々について考えよう」では、ノーベル平和賞を受賞したマララ・ユスフザイさんの演説や日本以外の国の子どもたちの生活の現状を知りながら、「My treasure(私の大切なもの)」について、考える内容でした。有名な「One child, one teacher, one book, and one pen can change the world.」から、マララさんがこの言葉に込めたメッセージを考えました。以下、一部ですが児童の意見(要旨)を記します。

★(テロなどで)人の命を奪う人を、こどもや先生、本、ペンの力で恐れさせようとしていた。

★(平和な世界をつくるには)教育が大切。

★一人一人の子どもたちに、教育を受ける権利をあげてください。

★戦争やテロをなくして、平和な世界にしたい。

★戦争など「力」で物事を変化させるのではなく、勉強などをして平和に話し合って、物事を変化させよう。

★ペンは、剣(武力)よりも強い。教育を受けるのは悪くない。学校は宝物なのだから。

★自由に生きられることを大事にしたい。

★学校に当たり前に行けること、勉強できること、普通に生活できることが、本当にありがたくて、すごく幸せなんだ。

*「自分たちに出来ること」を考える児童の主体的な姿勢は、得た知識を自分事として考える、日々の授業・経験の積み重ねで育っていきます。

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