「落語を聞く会」開催

12月16日(水)

天皇誕生日が2月に移動したため、今年は12月23日が2学期終業式です。子どもたちが楽しみにする冬休みまで1週間あまりとなりました。ここにきて冬らしい日が続いています。コロナ禍ではありますが、子どもたちの元気な歓声が校舎内外で響いています。

今朝は、地元の落語家内田氏(槍田家志ょ朝さん)をお招きし、「落語を聞く会」を行いました。笑って、寒さと感染症を吹き飛ばす。子どもたちの笑顔あふれる年末となりますように・・。

<校長室だより「海っ子」3余話>

 槍田家志ょ朝(やりたやしょちょう)様は、以前知多南部消防署にお勤めで、現役時代に「署長」をめざしていたことから、その名をつけたそうです。会の後に、校長室でお礼を伝えながら、「聞く力」「話す力」の大切さに話が及び、多くの点で共感をいただきました。動画など映像による視覚化が進む社会の中で育つ子どもは、「見る力」に依存し、言葉を吟味して誤解なく話す力や、正確に聞き取る力が育ちにくくなっているという点です。「わかる授業」をめざす平素の学習では、視覚化は欠かせない要素ですが、「見る」「聞く」「話す」が、バランスよく育って学習能力は高まります。「対話的な活動」が重視される背景も、「聞く力」「話す力」の育成が子どもたちに必要だからに他なりません。話術では落語に遠く及びませんが、朝会での「校長のお話」は、あえてシンプルに話すのみ。拙い話の中から児童に聞き取る力が育ち、「対話」の中で気持ちが通じ合えることを期待しています。

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