「がんばろう東北」(校長室便り「海っ子」スピンオフ)

2月16日(火)

本校の校務主任N先生は、10年前の東日本大震災(福島県)で被災したことをきっかけに、愛知県の教員となることを選びました。学校便り(令和2年度3月号)でもその体験を記していますので、ぜひご覧ください(メニュー「各種おたより」にアップ)。期せずして、福島県を中心に再び大きな地震に見舞われました。気象庁は前回の余震との見解ですが、10年を経ての大地震襲来は、ようやく復興が見え始めた人びとの心に大きな衝撃を与えたことが容易に想像出来ます。それでも、「生かされた命」を亡くなった人の分も輝かせようという思いは、厳しい冬の生活に耐えて生きる東北の方たちにはあると信じています。家屋の倒壊、多くの人が負傷された深夜の地震にも、死亡者はありませんでした。津波が小さかったこともありますが、大震災を乗り越えて耐震化をすすめ、防災・減災への意識を高めていたからに他なりません。南海トラフ巨大地震が想定される地域に住む同じ日本人として、子どもたちとともに高い関心をもち、防災教育に生かしていきたいと思います。

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