シリーズ「大放課・昼放課の子どもたち」~ドッジボール編~

6月11日(金)

梅雨の晴れ間が広がる日々、暑さに負けない大放課の子どもたちの外遊びの定番は、遊具遊び、サッカーに続き、ドッジボールが人気です。学級の係のよびかけで、クラス単位で遊ぶこともありますが、多くは、異学年の児童が気ままに集まり、ジャンケンでチーム分け、後れてきた子が「入れて」というと、誰かれなくジャンケンし、チームに溶け込んでいきます。ボールを譲り合ったり、当たると自分から外野に出たりと、多くは審判の先生なしでゲームを進めることが出来ますが、時折「当たったか、当たってないか」でしこりを残すことも・・・。でも、3時間目の予鈴と共に、ノーサイド。蜘蛛の子を散らすように、昇降口へ駆け込んでいく微笑ましい姿が、毎日繰り返されています。

*勝敗にこだわれば、「当たっても、当たってない」と思いたいのが心情。悪気なく、子どもは真実として主張します。大切なのは、ウソか本当かではなく、その「一生懸命さ」を理解すること。その上で、公平性を子どもたち自身が考え、相手チームがいるから楽しさを味わえていることに気づかせること。子どもたちは、小さな諍い、泣き笑いを繰り返しながら「公平」と「合意形成」の過程を学んでいきます。

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