校長室だよりスピンオフ~賞賛~

8月5日(木)

東京五輪の昨日の話題となったのが、新種目のスケートボード女子パークです。出場3選手が決勝に進出し、1位、2位、4位に入賞。3位のイギリス選手も日本に親族がいてインタビューにかたことの日本語で答えるなど親しみをもって見ることができました。さらに、感銘を受けたのが、先に競技を終えた選手が、後に続く選手を迎え讃える姿です。4位となった岡本選手は世界ランニングは1位で、最後まで金メダルを目指したチャレンジをし、失敗に終わって泣き顔になっていました。そんな滑走後の岡本選手を7,8位の外国人選手が真っ先に迎え、肩車をして讃えていました。相対的に順位が決まることは他種目と変わりませんが、出場選手みんなで競技会を楽しもうとする姿は、敵味方に分かれて競い合う風土に、新たなスポーツのよさを示してくれているように思います。教育においても、「競争」が目的ではありません。その先にある“讃え合う姿(賞賛)”が、スポーツを通して高まる子どもたちのよい道しるべになればと感じました。

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