香港日本人学校事情~前校長 北中先生の寄稿より~

9月19日(日)

平成29・30年度本校の校長を務められた北中先生から、教育関係者向け広報紙の原稿を預かりました。折しも、香港は対中国への民主化抗議運動、コロナ禍の激動が続き、日本以上に臨時休校期間が長くなっていました。学校として、多くの教職員がそろわなかったり、日本より一足早く初めてのオンライン授業を進めたりと、未経験の事態に校長としての判断を求められ、最善を尽くす日々が二年半続いていることが寄稿から読み取れます。日本もコロナ禍で制約された生活を余儀なくされていますが、「思想・言論の自由」が制限を受けることは、感染症とは別のストレスや心労が蓄積することと思われます。そんな中での、学校再開。子どもたちの笑顔の力が、波紋のように広がり大人社会を明るくする様子が想像出来ます。香港本来の宝物である「自然や食の豊かさ」「人の温かさ・活気」が、日常に戻ることを願って、寄稿は結ばれています。今年度が3年間の赴任最終年度となります。さらに広い国際感覚・ご経験をお土産に、半年後知多の学校に戻ってこられることをお待ちしたいと思います。(校長)

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