2月5日(土)
周囲を海に囲まれ比較的新型コロナ感染症の発症を低く抑えてきた本町も、感染力の強いオミクロン株にあっては、例外なく「まん延防止等重点措置」の対象ともなり、3回目ワクチン接種の遅れによりピークアウト後も高止まりすることが予想される状況で心配が広がっています。「密閉・密集・密接を避ける」「手洗い・手指消毒」「(できるだけ不織布)マスクの正しい着用」「ワクチン接種の推進」など、一人一人が意識を高め感染対策を推進・継続することしかその拡大を防ぐことはできません。
一方、パンデミックが起こった時に病気以上に警戒しなければならないのが、「差別・偏見・不寛容」です。「いつ、どこで、だれがかかってもおなしくない」のが市中感染レベルですが、好奇心から人権を無視して個人を特定しようとしたり、過度に接触を避けようとしたり、不正確な情報で憶測のうわさを流したり・・・。こういうことは、子どもの間で発することはありません。ペスト、スペイン風邪、結核、ハンセン病、エイズなど、知見が乏しい時期に、毎回起こる大人社会の病理・謝ったストレス発散の方法とも言え、大人のこうした姿を知らず知らず子どもが真似をするという構図です。ワクチン接種が遅れる小学生以下の子どもたちを真に守る(=感染症によって生じる心の疫病を広げない)ためにも、大人の範たる姿勢が大切です。
*これまで、人権・個人情報保護の観点から、保護者の皆様には最低限の情報を文書で配布してまいりましたが、より迅速・確実にお知らせするため、メール配信に伝達移行することにいたしました。正確な情報と正しい対応で、しばらく続くコロナ禍を克服し、学びの保障を図っていきたいと思いますので、引き続きご理解ご協力をよろしくお願いいたします。
*多くの場合軽症以下の「陽性者の自宅療養」・「濃厚接触者(疑いを含む)の自宅待機」は、周囲を守るために行動制限を「お願い(=出席停止)」する感染対策であることをご理解ください。