5年生「みさきタイム」(校長先生・教頭先生と学ぼう)

10月21日(土)

昨日午後、5年生担任のM先生が出張のため、5時間目に校長が、6時間目に教頭T先生が補欠授業に入り、学級活動と体育(グランドゴルフ体験)を行いました。

5時間目は「校長先生と考えよう」をテーマに、児童数減少でチーム作りに苦心する「部活動」と、世界的な危機状況となっている「2つの戦争(軍事作戦)」について考えました。

部活動については、現在5つあり、導入で好きな活動を確認し、「どんなことを目標にするのがよいか」を個人で考え、共有するため一人一人が発表しました。 さらに、私の決意として目標を定め、現時点で最後に来年度所属したい部をワークシートに記入しました。部活動で楽しかったこととしては、「みんなと力を合わせて練習したこと」「上手になっていったこと」「発表の場・大会に参加できたこと」を多くの児童が支持していました。また現在の所属継続を希望しており、「もっとしっかり練習したい」「大会で勝ってみんなを喜ばせたい」「小さい子にいい姿を見せたい」など、さらに充実させた目標を記していました。

ウクライナとロシア、イスラエルとハマスの戦争状態(戦闘)については、まず「戦争はなぜ起きるのか?」を個人で考えました。歴史知識・経験の少ない5年生には難しい問いですが、人々が争うけんかや事件を例に出すことで、「自分が正しいと思うことを、押し通そうとするから」「もっと自分の土地(領土)を広げて豊かになりたいから」など、戦争の理由に迫る意見も出され、遠い国で起きていることを自分事として考えられるようになりました。2つの争いが起きた背景について校長から説明を受け、憤ったり、どうすればよいか分からなくなるといったつぶやきが聞かれ、切実感をもって問題に取り組む姿勢を頼もしく感じました。最後の「戦争を防ぐにはどうしたらよいか」の問いには、「話し合い」という手段に着目し、よい社会をつくるには、「相手の立場を考えること」と「対話」の姿勢を大切にするを学び、その心持ちは、6時間目のグランドゴルフで、チームで協力して楽しんだり、道具の後片付けをみんなで積極的に行う姿勢に現れていました。

*担任の先生たちには、「5年生の素敵な姿を見せてもらいました」と詳しく伝えようと思います。(校長)