校長室だより「プール事情」

7月21日(日)

先日、町の郷土誌「みなみ」に寄稿するため地元在住のNさんが、本校プールの歴史を調べに来られました。教頭先生が保管庫から師崎小学校の記録写真を探し、プール開きの式典が盛大に開催された当時の写真を見つけることができました。かつての師崎小学校プールは、羽豆岬の近くにある「海水プール」で、PTAや児童が繰り出してプール清掃をした記録もありました。みさき小になってからは、プール内は専門業者による清掃予算を町教育委員会が確保していただき、衛生面や仕上がりの面でより安全安心な状態で、毎年のプール開きを迎えることができるようになっています。

児童によって好きの程度は異なりますが、水とふれあうこと自体を嫌がる子どもはほとんどいません。施設の老朽化やその管理負担から、学校内のプールを外部委託する市町が増えていますが、歓声が一番響く大好きな場所が敷地内にあるメリットを、本校は当面享受できそうです。今後の維持管理には、以前の師崎小プールのようにPTAや地域の方のご協力をいただくことも想定されますが、どうぞご理解ご協力をよろしくお願いいたします。

梅雨明けとともに、毎年ニュースとなるのが水の事故です。昔は子どもの事故が多く、今も夏休みのくらしの事前指導必須項目となっていますが、最近は大人や外国人の事故例も多くなっています。

泳げない・泳ぎに自信のない子どもは、ライフジャケットや浮き輪などを使用が通常ですが、ある程度泳力に自信のある大人が装着せずに流されてしまうケースが多いようです。家族を悲しませる夏にならぬよう、くれぐれもご留意ください。

明日から26日(金)までの5日間、町教育課主催の水泳教室が本校プールで行われます。町内5校の小学生4年生以上の希望者(原則泳力10m以下)が対象で、今年度は受講枠を拡大していただき、最多の44名(うち、本校児童は15名)が参加します。夏休みならではの、子どもたちの向上心が発揮される学校間交流の場となることを期待しています。その様子は、当ページでも紹介していきますので、引き続きご覧ください。