夏休み6日目~水泳教室4日目~

7月25日(木)

明日が最終日となる町水泳教室では,グループ毎の練習で、講師の先生や他校の児童ともなかよくなり,目標の達成に向け楽しく水泳練習に取り組んでいます。町教育課からも,毎日5名の皆さんが,朝の準備や児童受入,後片付けなどにご尽力いただき,教室の運営を担ってくださっています。町内外を問わず授業時間数の限られた水泳学習では,学年に応じた泳力を身に付けられずに自信をなくす児童も少なくありません。町内小学校4年生の以上の希望者を対象に,水泳の楽しさを実感できる場を確保していただけることに改めて感謝申し上げます。

校長室だより「漢字学習」

7月25日(木)

国語科の学習では、各学年に配当漢字があり、常用漢字がもれなく系統的に学習できるようになっています。近年は、他教科の用語(たとえば 社会科の都道府県名)の漢字表記とリンクさせることから、以前より画数の多い漢字が下の学年で扱われる傾向にあり、幹事の習熟に苦労する児童の悩みとなっています。

子どもの漢字認識力は、短距離走のように個人差が大きく、とめ、はね、はらいや筆順も含めると、難易度がぐっと上がります。教師は、「すべてを正しく教えたい」という思いがありますが、パーフェクトでないと〇がもらえない評価では、強い抵抗感を生み漢字嫌いを生んでしまいます。「読めれば良い」から「ただしく、美しく」までには、習熟の段階があり、子ども一人一人が納得する目標を設定していくことが個別最適な学びにつながります。

会話や表現力が優れた児童の中にも、「識字障害(ディスレクシア)」の児童がいます。同じ努力をしても、文字の形状の認識や定着が困難で、〇、×の二分化した評価はなじみません。そもそも明朝体,ゴシック体,教科書体と,さまざまな書体が氾濫する日常にあって,書写(お手本を忠実に書き写す学習)でなければ、とめ、はね、はらいを過度にこだわる必要はありません。

大切なことは、学びを止めない(あきらめない)こと。文字や言葉は、「誤用」が「通常」になるなど、言葉は変化します。日本語の特性の一つである表意文字の漢字(アルファベットと同じように、歴史を遡れば外国の文字)を、伝達手段としてうまく使いこなせるようになることが,豊かな日本語の使い手となることの一歩です。夏休みの自由研究で、オリジナルの漢字発明も楽しいかもしれません。

*舌に甘いで???