校長室だより「オリンピックのある夏」

7月29日(月)

連日猛暑が続きますが、4年に一度の夏のオリンピックが開催されているパリも熱い夏となっています。3年前コロナ禍で開催の是非を問われた東京大会。オリンピックが開かれることの意義をかみしめたことを忘れたかのように、オリンピックをメダルの数で評価する報道もあります。アスリートと言われる人たちのこれまでの努力や、選考から漏れた各種目を支える多くの競技者、関係者のことを考えれば、別の評価の方が教育的には正しいと思います。

勝ってみせる「笑顔」、負けて流す「涙」ともに同等の価値があり、結果を素直に受け入れる「潔さ」も、「こんなはずではない」とリベンジを誓うのも、選手のおかれた状況の違いで是非はありません。自国に初めて柔道で金メダルをもたらした女子選手は、目標にしていた選手に勝っても、その選手へのリスペクトから畳の上ではまったく表情を変えませんでした。競技後に、常に相手選手の健闘を讃える文化が根付く新しい種目もあります。2024フランス大会が、純粋に「平和の祭典」としてスポーツの力を子どもたちに広め、子ども時代の思い出(憧れ・夢)となることを切に願っています。

夏休み10日目~5年生準備登校~

7月29日(月)

夏休みがスタートして10日目を迎えました。今日は,5年生が明日からの野外教育活動のため準備登校し,持ち物や日程の確認を担任H先生と行いました。また,南館に無線LAN環境を広げるための工事や正門北側の民家解体作業も行われています。ご来校の際は,ご留意をお願いいたします。

*明日は朝8時までに登校し,校長室から鞄をもって,スクールバス発着場に集合です。バス乗車・出発は8時20分を予定していますので,ご承知ください。お見送りに自動車でご来校の場合は、運動場をご利用ください。

青育会主催「グランドゴルフ大会」開催

7月27日(土)

事前にお申し込みいただいた16組の小中学生・親子等による「グランドゴルフ大会」が、本校運動場で明日午後4時から行われました。教頭T先生、地区青少年を育てる会(地区スポーツ推進員)、PTA役員、教育課職員の皆さんら、多くのご尽力でふれあい・交流の楽しい時間となりました。以下、写真で紹介いたします。

町水泳教室最終日

7月26日(金)

5日間の水泳教室も最終日となりました。子どもたちのがんばりと、教育課スタッフの皆様、講師の知多水泳指導研究会の先生方のおかげで、ほとんどの児童が泳力を伸ばし、200mを泳いだ児童が最後に表彰されました。今夏の水泳教室はこれで終わりですが、きらきらチャレンジの夏はまだまだ続きます。児童一人一人の「〇〇みがき」を続くことを願います。

夏休み6日目~水泳教室4日目~

7月25日(木)

明日が最終日となる町水泳教室では,グループ毎の練習で、講師の先生や他校の児童ともなかよくなり,目標の達成に向け楽しく水泳練習に取り組んでいます。町教育課からも,毎日5名の皆さんが,朝の準備や児童受入,後片付けなどにご尽力いただき,教室の運営を担ってくださっています。町内外を問わず授業時間数の限られた水泳学習では,学年に応じた泳力を身に付けられずに自信をなくす児童も少なくありません。町内小学校4年生の以上の希望者を対象に,水泳の楽しさを実感できる場を確保していただけることに改めて感謝申し上げます。

校長室だより「漢字学習」

7月25日(木)

国語科の学習では、各学年に配当漢字があり、常用漢字がもれなく系統的に学習できるようになっています。近年は、他教科の用語(たとえば 社会科の都道府県名)の漢字表記とリンクさせることから、以前より画数の多い漢字が下の学年で扱われる傾向にあり、幹事の習熟に苦労する児童の悩みとなっています。

子どもの漢字認識力は、短距離走のように個人差が大きく、とめ、はね、はらいや筆順も含めると、難易度がぐっと上がります。教師は、「すべてを正しく教えたい」という思いがありますが、パーフェクトでないと〇がもらえない評価では、強い抵抗感を生み漢字嫌いを生んでしまいます。「読めれば良い」から「ただしく、美しく」までには、習熟の段階があり、子ども一人一人が納得する目標を設定していくことが個別最適な学びにつながります。

会話や表現力が優れた児童の中にも、「識字障害(ディスレクシア)」の児童がいます。同じ努力をしても、文字の形状の認識や定着が困難で、〇、×の二分化した評価はなじみません。そもそも明朝体,ゴシック体,教科書体と,さまざまな書体が氾濫する日常にあって,書写(お手本を忠実に書き写す学習)でなければ、とめ、はね、はらいを過度にこだわる必要はありません。

大切なことは、学びを止めない(あきらめない)こと。文字や言葉は、「誤用」が「通常」になるなど、言葉は変化します。日本語の特性の一つである表意文字の漢字(アルファベットと同じように、歴史を遡れば外国の文字)を、伝達手段としてうまく使いこなせるようになることが,豊かな日本語の使い手となることの一歩です。夏休みの自由研究で、オリジナルの漢字発明も楽しいかもしれません。

*舌に甘いで???

今日のみさき小

7月24日(水)

夏休み5日目、先生たちは日頃出来ない箇所の清掃や除草作業、運動会準備、教材研究などをそれぞれにしています。本校プールを会場とする水泳教室は3日目を迎えました。毎日の検定では、泳力は数mだった児童が、25mを泳げるようになってきており、残り3日の成長が期待されます。今日は、師崎公民館で茶会が開かれています。午後は中学生も参加するそうです。夏休みならではの地域でのふれあいの時間が流れています。

校長室だより~「夏読書」のすすめ~

7月24日(水)

夏休み5日目、日中は外での活動を控えなければならないほど暑い日々が続きます。夏休みしかできないことの中でお薦めは、やはり読書です。読書では、文字や考え抜かれた挿し絵から、内容をイメージし、「安全に」違う世界に飛び込むことができます。

本を自分の生活に生かす力は、スポーツや芸術でやりがいを感じるのと同等以上に大切な要素です。他者の書いた文章や言葉から、趣旨を正しく読み取り、考え方を広げることで、思考が柔軟に、判断がより適確になっていきます。まずは、一日10分椅子に座って読書する習慣を・・・。楽しさを感じられれば時間は自然に長くなり、新たな本との出会いを求めるようになります。

公共施設の統廃合で、残念ながら今年度末に閉館する「師崎公民館 児童図書分館」は、涼しい館内でいろいろな本(漫画も蔵書)に出会える空間です。利用者の大半が師崎地区在住の親子のため比較的利用客が少なく子どもが安心して過ごすことが出来ます。この夏、ぜひご利用ください。

<3年生の社会見学>

今日のみさき小~水泳教室2~

7月23日(火)

今日も水泳教室2日目が行われました。知多水泳指導研究会の先生が方コーチングで,息継ぎやプル(手のかき),キックなど,泳力に応じたポイントを抑えた指導がなされ,子どもたちの向上心を高めます。昨日より1mでも伸ばすことにこだわり,自己ベストをめざして約1時間半,たっぷりとがんばっています。あと,3日で子どもたちはどれだけ成長するのか楽しみです。

*水泳の先生方の専門的な技術指導に加え,プール外まで響き渡るのが,「がんばっていることへの賞賛」です。子ども自身が「信じる心」は,結果の喜怒哀楽ではなく,練習過程(スモールステップ)の客観的な評価で育ちます。がんばっている過程を大事にすることは,水泳だけでなく学力,生きる力の育成に通じる指導観です。

*運営や会場準備や片付けは,教育課社会教育グループの職員の皆さんがご尽力されています。民間になかなか受け皿がなといわれる町の現状を踏まえ,公的な社会体育の充実のための体制作りに感謝申し上げます。

校長室だより「オリンピックのある夏」

7月23日(火)

コロナ禍で1年延期して実施された2020東京大会から3年、今夏はフランスの首都パリで夏のオリンピックが開催されます。花の都といわれる芸術性高い都市で行われる平和の祭典には、現地時間26日の開会式の演出からワクワクさせられそうです。8時間の時差があり、競技は明日未明から開始します。戦禍以外にも、さまざまな事情を抱えながら、参加する選手たちです。日本チームだけでなく、全ての選手にとってスポーツを極めてきてよかったと思えるような試合となることを願います。

パリからのテレビ中継を見ていて感じることが2つあります。1つは、人々が屋外でも汗だくになっていないことです。同じ温暖でも、日本の気候と西岸海洋性気候の違いを感じます。2つめは、コロナ禍で開催に対して様々な意見のあった前回の東京大会(結局、無観客で実施)と違い、パリ市民こぞって開催を誇りとし、選手たちを迎える雰囲気があることです。戦争と異なりルールを守ることがプライドであるスポーツは、子どもたちに目に焼き付けて欲しいシーンがいっぱいあります。卒業アルバムの「できごと」ページにも載る子ども時代の記憶として、「希望の笑顔」あふれる大会となりますように・・・。

*仕事柄、試合結果だけでなく大会運営に目がいってしまいそうです(^_^)