9月20日(金)
子どもたちが直面する社会課題に、「ゲーム・スマホ」への依存があります。WHOも、この依存を疾病として認め、治療の対象となっています。研究では、「薬物」や「ギャンブル」への依存よりも割合は高く、アジアでは5%近くにのぼるそうです。趣味や好みと間違えられ、気力で治すことができると思われがちな各種依存ですが、深刻な状況になる前に専門治療が必要なケースもあります。主な診断基準は以下の通りです。子どもたちを取り巻く危険から守るために、ぜひご確認ください。(①~③の状況が1年以上続く)
<診断基準>
① ゲームをする時間や頻度を自分でコントロールできない
② 食事や睡眠、学習より、ゲームを優先してしまう
③ 生活に問題が生じてもやめられない
<依存による影響>
① 人間関係(家族・友達・学校)が希薄になる ② 睡眠不足
③ 心理不安定(イライラ、落ち込み、不安増幅) ④ 食生活の乱れ(不規則・偏食)
⑤ 身体能力低下(運動不足、視力低下、疲労感)
*子どもの心理的安全性を確保しながら、子どもに合ったルールをつくる。
(公認心理師 森山沙耶 氏の講演内容より引用)