10月15日(日)
昨夜から明朝にかけて雨が強まり、改めて昨日体育大会が無事出来たことを嬉しく思います。大会に勝敗はつきもので、試合をするからには「チームで勝つ喜び」を味わうことを目標にしますが、それだけでは、優勝することにしか意味がないことになってしまいます。勝つこと以上に意味があることは、敗者になってもマナー良く学ぶ姿勢で勝者を讃え、試合の機会を与えてくれた人たちに感謝すること。こうした姿勢が、試合・大会で競技を「終わらせない」ことにつながります。今夏、甲子園に旋風を巻き起こした慶應高校に決勝戦で敗れた昨年度優勝チーム仙台育英の監督が、「人生は敗者復活」の名言を残しています。将棋藤井八冠が全国ニュースとなっていますが、連戦連勝ではなく、各対戦では敗戦もあります。勝敗に関わらず謙虚な姿勢で試合をふりかえり「連敗をせずに、勝ち越す力」が、前人未踏の偉業を支えています。今回の大会では、勝利という点では目標を叶えられなかった各部でしたが、応援態度、試合のマナーは誇りにしてよいグッドルーザーでした。明日16日、月に一度の朝会では、目に見えない賞状で讃えさせていただきます。