「校長室だより」~修学旅行~

6月4日(火)

今日から、6年生が修学旅行に出かけます。県外の見学地の宿泊を伴い、小学校最大の思い出となる児童も多くいます。5年生の野外教育活動とは異なり、学校教育に関する法にもその実施が位置づけられており、参加は6年生ですが、卒業式と同じように学校行事として校長や養護教諭も引率として参加し、「児童の活動と安全安心の保障」に最善を尽くす体制をどの学校もとっています。

過日、はたけの先生としていつも低学年の学級園の手入れをしてくださっている元用務員のNさんが、大切に保管しているお父様の修学旅行のしおりを見せてくださいました。旧師崎小学校の前身に当たる学校で、100年以上前の修学旅行しおりの表紙は、子どもによる蒸気機関車の絵が描かれていました。当時は、現在のように全員参加できる旅行ではなく、旅行費が工面できる児童に参加が限られていたことが推察されます。しおりには、余白がたくさんあり、小学生とは思えない語彙で、現地での感動を旅行記としてまとめられていました。令和の時代、奈良・京都は古都としての価値だけでなく、世界遺産都市として多くの外国人観光客が訪れる平和を象徴する観光都市となっています。みさき小3番目の卒業生となる19名の子どもたちにも多くの感動と感謝の記憶が刻まれる2日間となりますように・・・。