5年生体育科~走り幅跳び~

11月6日(水)

*今回は文章のみで恐縮です。

5年生が体育科で走り幅跳びに挑戦しています。跳び箱と異なり、片足踏み切りをすることは、日常生活では意外に少なく、いきおいよく走って踏み切り板付近で歩幅を調整し、前に進む力を上に引き上げジャンプする経験は、野山を駆け巡らない現代生活で決して多くはありません。同じように、子どもの時期に力が大きく伸びる運動にボール投げがあります。ボールをもつ手と逆の足を踏み出し、肘を肩より高く上げて腰を中心とする回転運動で、投げたい方向に向かってボールを投げ下ろす複雑な動きも、日常生活にはありません。

スポーツを楽しむためには、さまざまな技能を伸ばす必要があります。体育科の運動には、それぞれ特性があり、体力・健康を維持しながら生涯スポーツの選択肢を広げる楽しさを味わうことを主目的にしています。各学級の体育科の授業の中では、友達を応援する「がんばれ~!」の声も欠かせない要素です。高め合うために時に対戦や競争も取り入れながら、励まし合って目標を達成することを体感できる特性も、体育科ならではのものです。ですので、楽しく元気がなければ体育科ではありません。子どもたちが好きな教科一番の座を譲らない理由は、「子どもらしさと合致する教科だから」と思います。スポーツの力を、子どもたちのウェルビーイングに・・・。引き続き、運動場や体育館施設の維持管理に力を注いでいきたいと考えています。

*5年生が取り組む走り幅跳び(陸上競技)は、友達との競い合いというより、自己ベストを目指す目標設定ができ、自分で考え工夫しながら練習できるという特性があります。