校庭開放の光景

5月13日(水)

長く続く臨時休校ですが、その間ずっとこだわって続けてきたことに校庭開放があります。他市町では、社会教育施設と合わせて学校施設も使用禁止となっている所が多くなっていますが、コロナ感染が町内で確認されていない状態にあっては、屋外感染のリスクは一層低く、感染症対策より子どもたちの健全な遊び場確保の方を優先する考えから、いろいろな意見がある中で継続してきました。保護者の方のきちんとした見守りもあり、遊びに来た子どもが大きなけがをすることもなく、小中学生から未就学児まで、球技や遊具あそびを思い思いに楽しむ空間となっています。

今日は、二十歳前後の卒業生が運動不足解消にサッカーをするためにやってきました。しばらく5~6人で楽しんでいましたが、校庭開放の趣旨を説明すると、自分たちで考え、小さい子どもたちにスペースを譲る大人の姿を見せてくれました。

また、お母さんと一緒にやってきた保育園児が、用務員Sさんが学校園で育てたいちごを欲しそうにながめていました。

午後2時から5時までの校庭開放では、時間が足りないくらいですが、夕刻の行政無線のBGMが流れると、だれからともなく家路に着いていきます。ごみは全く落ちていないマナーの良さも、開放を続けられる理由の一つになっています。

学校再開準備期間が、一日早まり、20日(水)から午前中3時間授業となりますが、午後2時から5時までの校庭開放は22日(金)まで続ける予定です。翌週25日(月)からは、いよいよ学校再開となり、平日の校庭開放は終了します。お母さんに抱かれた赤ちゃんから中学生まで異年齢のこどもたちが思い思いに過ごす光景がなくなることは、少し寂しい気もしますが、学校に“新しい日常”が訪れること(=新型コロナ感染症を克服すること)は、地域の皆さんとともに喜びたいと思います。

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