月の観察

4月16日(土)

今夜は満月です。理科の学習で月の満ち欠けを観察しますが、長年小学校で授業をしていて、そのしくみを理解することは得手不得手があるように感じます。宇宙空間における地球と月と太陽の位置関係を想像できないと、30日間の月の満ち欠けを理解することはできません。自然科学的には難しいことも、その美しさを感じることは誰でもできます。学習動機は、好奇心から・・・。春なのに、季節外れの台風とその後の北風のおかげで、秋のようなくっきりとした月を撮影することができました。先日撮影した月の写真と比較すると、太陽の光を受けて輝く部分は形が変わりますが、月面の模様はほぼ同じようみ見えます。が、よく見ると、4日間でもわずかに右へ回転しています。月も自転しながら、地球の周りを公転していることが分かります。これにより、同じ月面の模様が、ウサギのもちつきやカニ、女性の姿に見えたりします。

(4/16 19:45撮影 内海自宅)

(4/12 14:40撮影 みさき小校庭)

昔の人たちは、月をじっくり眺めるゆとりがあり、月面の模様から様々な想像をし、物語もつくりました。今を生きる子どもたちにも、そんな学びができればと思います。