3月16日(土)
この年度末で、本校は統合2年、南知多中学校は開校年度を終えます。開校後に両校で行ったアンケートでは、統合に肯定的な意見が、子ども・保護者それぞれ8割近くにのぼり、開校前を大きく上回る結果となりました。人数が増えることのメリット・デメリットは、4校が統合した中学校の方がより大きく感じられます。1クラスから3クラス規模へ、1学級の人数も小学校の20名ほどから、中学校は当面30名ほどの学級規模を維持します。同じ制服を着て、教室が狭く感じる空間で過ごすこと、先生が毎時間入れ替わること、学校生活で一人一人に選択の機会が多くなることなど、子どもたちには「変化への適応力・対応力」が問われます。一方で、「主体的・対話的」「個別最適」「協働的」など、一人一人の違いを大切にした学びを重視する実践が、各校で進んでいます。一律・一様の「みんないっしょ」を最高善とするのではなく、これからの社会を見通し、多様性の強さ・たくましさを実感できる学びの場づくりです。試行錯誤しながら、「みんなちがって、みんないい」日常の環境が、統合により前進しつつあります。