8月19日(金)
来年度の中学校統合に伴い町教育委員会は、南知多中学校のコミュニティ・スクール(以下、CS)の取組に向け準備を進めています。CSというと、プロ野球ファンは、クライマックスシリーズの略と思ってしまいますが、教育分野でCSは、「保護者や地域住民等が一定の責任と権限をもって学校運営に参画するしくみである『学校運営協議会』を設置した学校と定義されています。既存の学校にも、PTAや「学校評議員会」「青少年を育成する会」など、支援と評価をいただく団体がありますが、『学校運営協議会』は、当事者として地域が学校教育により参画できる点で大きく学校教育に踏み込んだ組織と言えます。「学校を支援する」というより、地域を担う子どもたちの将来に責任をもつ立場で、学校と地域が協働する体制が、これからの学校と地域の関係のめざす姿です。
4中学校が統合する南知多中学校は、教育活動だけでなくそれを支えるPTAや青少年を育成する会、各区まちづくり協議会との連携など、関係機関との関係の再構築が喫緊の課題となっています。今年度地域と学校は1小1中の関係ですが、一年で4小1中の中に組み込まれていくことになります。同じ願いをもつ学校・保護者・地域のよりよい関係づくりが、統合初年度の進む道です。
Q.地域学校協働活動とは?
A.地域全体で未来を担う子どもたちの学びや成長を支えるとともに、学校と地域が相互にパートナーとして連携・協働を行うさまざまな活動(例:体育祭、盆踊り、学校支援ボランティア、地区防災訓練、環境整備作業、クリーン活動、交通立ち番・あいさつ運動、スクールガード 等)現在の町内の小中学校はCSではありませんが、実質は地域・学校の協働という面ではかなり進んだ関係にあります。