PTA研修会報告「親業」

11月18日(土)

昨日午後、町総合体育館でPTA指導者研修会が開催され、親業訓練インストラクター 鈴木佐衛子氏を講師に、「親業」について学ぶ時間をいただきました。本校からはPTA会長と家庭教育推進員を務めるお二人と校長が参加し、子育てに関する新しい知見を学ぶことができました。以下、環流報告として概要をお伝えします。子育てで困った時のヒントになりますので、ご参照ください。(機会を設けていただきました町PTA連絡協議会事務局(豊浜小学校)、知多教育事務所家庭教育推進担当者の皆様に感謝申し上げます)

〇 上下関係は、「不満の矢」が下から上に向けられることがある

〇 「聞く」「話す」は、対等の立場になることが必要:子どもにも人格がある

〇 「わたし」を主語にしたほうが、聞き入れやすい。

 例)(あなたは)がんばったね  → (わたしは)笑顔が見られてうれしい

   (あなたは)すごいね!   → (わたしは)元気をもらった。がんばるね

 *褒める、賞賛は、条件付き肯定・評価である。子どもがほしいのは無条件の信頼

  比較しない、評価しない、期待や感動を、自分の言葉で伝えることが大切

〇 「結果」でなく「経過」を大切にする = ずっと見ている・これからも応援する

〇 「学校に行きたくない」と言われたら・・・

 *実際に学校生活に原因があることは希。甘えと決めつけず、「見て欲しい」「少し休みたい」「家族と一緒にいたい」心の底の声を、聞き寄り添う。

〇 コミュニケーションをはばむ(=子どもが「もういい」という)対応

 ①命令 ②注意 ③説教 ④提案 ⑤説得 ⑥批判 ⑦きめつけ ⑧分析 ⑨おだて

 ⑩同意・同情 ⑪質問 ⑫ごまかし  → 大切なのは「共感・理解」 

〇 能動的な聞き方~聞くことが最適な寄り添い~

*子どもは話しながら(相手の反応を見て)考える。「安心・受容」により、自分自身の問題に向き合い、自己決定する力・自己肯定感を育める。(「脅し」「罰則」「過剰なご褒美」で、望ましい行動を誘導することは思考停止の真逆の対応)

*「親業」について、くわしく知りたい方は、校長までお問い合わせください。(63-0001)