「たがいの立場を明確にして、話し合おう」という単元で、5年生の児童が篠島小学校の生活で課題となっていることを挙げ、話し合いのテーマとしました。
まず、個人で解決方法を考え、それぞれの考えをグループ内で伝え合いました。そこから、質問や提案を重ねて、それぞれが考えを広げ、改善案を肉付けしたり、新たな改善案を生み出したりしました。




どれも一理ある改善案ですが、実際にできることには限りがあります。そこで、考えをまとめることが必要になるのですが、なかなか難しかったようです。子どもたちからも「考えを広げるのは、いろいろ意見が出てよかったけど、まとめる時間が足りなかった」「どうやってまとめればよいのかが難しかった」などという振り返りがありました。
意見には、それを考えた人の思いがこもっているので、「意見の効果的なまとめ方」を知識として得たとしても、実生活ではそのとおりにいくとは限りません。授業を始めとするさまざまな場面で、そのような知識を活用する機会をたくさん設けて、経験を通して円滑に生活する術を身に付けていけるようにしたいと思います。
